市立病院のNICUに搬送され検査を受けた娘。

きっと大丈夫。すぐに戻ってくる。

そう思っていたのに

 

夫から娘の右目は「小眼球症」だと。

視力は無い事、形成治療に義眼を使用しないと右目は閉じたまま成長しない事を説明されました。

 

頭は真っ白で号泣。

あんなに可愛いのに。

そして今すぐ抱きしめてあげたいのに。

病院に1人でいる娘の事を考えたら涙は一日中止まりませんでした。

 

助産師さん達も配慮してくれて、朝食や沐浴指導、栄養指導など全て個別にしてくれました。

更に恥骨へのダメージで1人でベッドに横たわるのも出来ないくらい要介護者になっていたので、ひたすら休む私。

別の部屋の赤ちゃんの泣き声が聞こえるだけですぐ涙が出てしまうし、1人でいるとすぐに思い出して泣いていたので目は常に真っ赤。

産後は特に情緒不安定なのもあったのかもしれません。

 

やり場のない気持ちに押し潰されていました。

 

 

すぐに私の母が来てくれて、一緒に泣いてくれて。

女の子に生まれて良かったって思ってもらえるように、出来る限りの事をして可愛いくしてあげよう、と2人で心に決めました。

 

今私に出来る事は初乳を絞ってたくさん娘に届ける事、そして恥骨の痛みを治す事。

目の前の事をまずは考えるようにしました。

 

赤ちゃんがいない中での搾乳はとても大変でしたが、3時間おきに起きて、助産師さんに預けて冷凍してもらいました。

 

そして退院前に外出許可をもらい、車で市立病院まで行ける事に!

私は車椅子を夫に押してもらいながら病院内を移動して、娘のいるGCUへ向かいました。

娘はNICUからGCUへ移動していて、「GCU」という場所がある事を初めて知りました。

 

 

約2日ぶりの対面。

右目の事なんて吹き飛ぶくらい、ただ会えた事が嬉しくて。

やっぱりとても可愛いくて。

なんだかすっかり顔つきも変わっていてびっくりしました。

 

これから毎日会いに行こうと決めて、その日は病院に戻り、少しだけホッとしてベッドに横になりました。

⑦へ続きます☆